コロナ時代の新型星空案内(電子機器の利用)(その2)

小天のみなさま

コロナ時代の新型星空案内(電子機器の利用)の情報交換会を
11月29日開きました。参加者の皆様参加ありがとうございました。

情報提供をたくさんいただき分かったこと、今後の課題が
浮かび上がってきましたのでまとめます。

(お願い)当日の書記が不完全なこともあり当日いただいた情報を
あらてめてmailで提供いただけますようお願い申し上げます。
特設ページに掲載します。
また追加の情報もよろしくおねがいします。12月中にお願いし、
1月の会報にこのプロジェクトの中間報告します。

ここまでの到達点と課題・宿題


A. 電子機器を使って、肉眼より1等級暗い星まで表示して、星空案内。

A.1 普通にデジカメで撮っても(高級なカメラでも)目標は達成されないことが
わかりました。
A.2 目標を達成するにはカメラの視力をあげるか、背景光を低減する画像処理
をリアルタイムでする必要があります。

課題:宿題
a.1 リアルタイムで(ビデオで見ている感じ)で画像処理することは可能?
     a.1.i 会報にも紹介のあったSharpCapのようなもので実現するか?	
a.2 星空案内に支障のないくらい手軽にズームイン、ズームアウトができる仕組みはある?



B. 安心できるソーシャルディスタンスが保てるような画像の提供。

B.1 バッテリーで動作する小型の液晶プロジェクターと白いボードで実現可能。
(明るすぎないように注意 200lm以下で良い)

課題:宿題
b.1 だれでも気軽に新型星空案内が普及するにはだれでも気軽にできないといけないので、
その観点でプロジェクターはどれくらい安いもので実用に耐えるか。

(なお、このタイプのプロジェクターは家庭で映画を楽しむために急速に普及して
いるので価格の減少、あるいは自宅のエンターテイメントと兼用なら多少高くて
もいいということになるかもしれない。)



C. 小さな声でも伝えられる。

C.1 ガイドツアー用のヘッドセット+スピーカセットが市販されている。

課題:
c.1. 気持ちよく案内できるレベルだとやや高価になる。




D. 小型望遠鏡をお供にしたの場面:月、二重星、星団など

D.1 デジタルアイピース(自作を含む)を使う、あるいは、携帯電話を使うことが考えられた。

D.2 携帯電話で肉眼でアイピースをのぞいたのとほぼ同等の結果が得られることが分かった。

課題:

d.1 望遠鏡接眼レンズと携帯電話の接合の良い方法。いろいろな方法がすでに
提案されているが、新型星空案内がだれでも挑戦できるようにするには
できるだけ簡単のものにしたい。どこまで簡単になるか。
星空案内しながらなのでハンズフリーでかつ望遠鏡を星に向ける操作に大きな
支障のないようにする必要がある。

d.2 デジタルアイピースについての追求はまだ終わっていないかもしれない。
現在知られている問題は視野が狭いことである(CCDチップが大きいと高価になる)。