ライフサイクルを考えた組織

長い間、やまがた天文台やNPO法人の運営をやってみて、 長い人生にはうねりがありことを知り、 また一方で、人の思いの持続性に感動することがしばしばあります。

数年の間、星空案内から離れていてNPOからも離れていた方が やっと親の介護から解放されまた、星を見たくなったので、とおっしゃて 戻ってこられました。 一例ではなく、出産・子育てとか職場での事情とか、 さまざまな理由で自分がやりたい社会貢献や趣味を二、三年とか、時には もっと長く中断していて、 でもやっぱりやりたくて再開したいというかたというかたに何人もお会いしています。

二つのことを確信します。 一つは、 人生の中には大きなうねりがあって、 やりたいことができない時期が何年も続くようなことがある。 もう一つは、 やりたいことというのが継続して心の底に横たわっているもので、 生まれてきたからには、 それをやりたいとう思いは消えない。

そんなですので、私がお世話をしている色々な活動グループでも、 活動を途中で停止する方がたくさんいらしゃいます。 なので、念の為、もしよければということで、 「休養室」あるいは「休養グループ」「Resting Room」 というような部署を設けることにしています。 大きな人生のうねりがやってきたら一時期そこに所属する(退避する) ことができるようにしています。 何年かして、 活動を再開できるようになったらすぐ始めれれるようにします。

休養室を具体的にどういうふうに設けるのがいいかは模索中です。 まずは、別の連絡網(メーリングリスト)を設けてそこに入ることにします。 (返って苦しいこともあるのでそのときは入らない選択になります。) 活動のメールなどはこないようにします。 年に一度くらいは近況報告がある程度です。 また、休養室に入っている人が複数人いるときは互いに「元気?」とかの会話ができるように します。 厳しい状態にいるもの同士で情報交換できるかもしれません。

とりあえずこんな感じことを考えています。 大きな組織の一つの部署に「休養室」があるのは私は必須だと思っています。

神秘絵

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