金星が見えはじめました


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11月8日は立冬です。いよいよ冬がやってきます。季節の移り変わりに 合わせて、夜空の星も、西に夏の星座が沈もうとしてしており、 東の空からは冬の星座が昇って来ています。そして、 頭上には秋の星座が見えています。

季節の星座の移り変わりとは別に、独自の 動きをするのは惑星です。むかしの人がその複雑な動きに興味を感じ、 占いにも使ったのがなんとなくわかります。

陽が沈むのは午後四時半ころです。夕焼けから夜の帳がおりるころ西の空に注目 しましょう。まだみにくいですが、宵の明星、金星が 最近になって見えるようになってきました。これから年末にかけて、 金星の高さはこれからどんどん高くなって見つけやすくなります。 さて、今度は東の空を見ると木星が昇って来ます。 「月は東に、日は西に」という一節がありますが、似たように、 金星と木星が東と西に対になってみえています。(図1) これを宇宙空間を考えてどんな位置関係になっているか考えてみましょう。 すると図2のような位置関係になります。

金星は内惑星といって地球より内側で太陽の回りをまわっていますので、 地球からみるといつも太陽にまとわりつくように運動します。約十ヶ月 ごとに太陽の西側に見えたり東側に見えたりします。

一方、木星は外惑星といって地球の外を大きくまわります。図をみると わかるように、現在は、太陽とは正反対の方向に見えています。 その結果、西に金星が、そして同じ頃に東の空に木星が見えることになります。 図2では地球の夕方に立ったときの西方向と東方向を点線で示しました。

図1では、11月10日の日没後、4時45分頃の様子をを示しました。 この日のこの時間、金星、水星、さそり座アンタレスが並びますので、 もし双眼鏡をお持ちでしたら御覧ください。普通は水星は見つけにくいですが 今回は三つの星が並んでいるので分かりやすいと思います。 他の日の同様な時間でしたら今週中なら、金星と水星が並んで見えています。 アンタレスの位置は毎日少しづつ異なります。



図1 11月10日午後4時45分ころの西と東の空 
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図2 地球、金星、木星の位置関係
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図のppt版
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