シリウスAとシリウスB


星座をかたちづくる星たちの中で一番明るい星が冬の南の空でぎらぎらと 輝いています。おおいぬ座のシリウスです。今の季節ですと夜の10時ころ 真南に見えます。

シリウスは実は二重星です。二重星というのは見た目は一つの星なのですが、 望遠鏡でよく見ると実はとても接近した二つの星で、肉眼では一つに見えたという ものです。 たまたま二つの星の位置が重なって見える場合と実際に二つの星が非常に 近く、重力で互いに結び付いている場合があります。後者は特に連星と 呼ばれます。シリウスは連星です(図1参照)。

図2をご覧ください。左側の可視光線による写真では、非常に明るく光る シリウスAのそばにつれあいのシリウスBが小さく写っています。 シリウスAとシリウスBは互いに図1のように回りながら、全体として宇宙空間を 移動しています。

さて、これをX線望遠鏡で見たのが右の写真です。可視光線で明るかった シリウスAはX線では暗く、逆に、可視光線では暗かったシリウスBが X線では明るく輝いています。星といっても出す光の種類が違うことが わかるよい例です。

シリウスAは太陽と似た星ですが、シリウスBはちょっと変わっていて 白色わい星と呼ばれています。質量は太陽と同じくらいなのですが、 大きさが地球と同じくらいです。地球は太陽の百分の一くらいの 大きさですから、これから逆算すると百の三乗、つまり、百万倍の密度の 星ということになります。石や金属よりもさらに高密度の玉ということで どういうイメージをしていいのか途方にくれてしまいますね。




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図1 連星 準備中
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図のパワーポイント
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図2 シリウスAとB (NASA提供)
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図のパワーポイント
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