ふたご座流星群


ことしもふたご座流星群の時期がやってきました。 三大流星群のひとつでたくさんの流れ星が流れます。 今年は、12月13日の夜から14日の明け方にかけてが一番流れそうです。 次に流れるのは12月12日の夜から13日明け方にかけてと予想されています。

ふたご座に流れ星が見られるのでしょうか。 図のようにたくさんの流れ星が見られるのですが、 流れ星の道すじを逆にたどって行くとどの流れ星も共通の場所にたどり着きます。 これはどの流星群にも共通の性質で、この共通の出発点のような場所 を放射点と呼んでいます。この放射点がふたご座にあるので、 この流星群をふたご座流星群と呼んでいます。 なので、双子座に流れるわけでなく、どこの星座も流れる可能性があります。 「この方向を見たほうが良いよ」、といったこ特別の方向はありません。 どこに出るか分からないと心得てください。

二人以上で見れば、誰か見つけた人が「あっ!」と声をだせば、 すぐそちらを見て間に合って見られる場合もありますので、グループで見ると 楽しいでしょう。恋人と二人というのもいいですね。

流れ星は図のように明るいものあれば暗いものもあり、長いのもあれば短いものも あります。まるで人それぞれいろいろな人生があるように、流れ星もそれぞれ 個性があります。

今年は月の光にも邪魔されず、もしかしたら一時間もみていれば、20個、 30個と見えるかもしれませんよ。

たくさん流れ星を見れない原因は、 首が痛くなって空を長い間見上げていることができないで すぐにやめちゃうことでしょう。 そこで、椅子を持ちだす、それもリクライニング式の空の見えるものを持ち出すの がいいでしょう。

夏ならばブルーシートを敷いて寝ころがるという手もありますが、 冬ですのでこれはかなり重装備をしないと、腰やお尻を冷やして取り返しの つかないことになるかもしれません。

今年も終わりに近づきました。夜空を眺めながら、 来年の夢を流れ星に託してはいかがでしょう。


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図1 ふたご座流星群の見え方
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http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/243-fig1.jpg
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(文章が少ないですし、絵を大きくして星座名などが見えるようにおねがいします。)