緯度による星の見え方
星空案内人(星のソムリエ)は山形ではじまり、全国各地に広がり星の楽しさを伝える星空案内人が活躍しています。
今週は、沖縄在住の星空案内人のみなさんと交流したく那覇市に滞在中です。
ずいぶんと南に来たと思うのは気温だけでなく星の位置の違いです。

地球が丸いおかげで、
山形から南に移動すると南の地平線の下にある星がつぎつぎに現れて来て、びっくりします。
今の時期、ちょうと真夜中頃、南の水平線を見つめると,
沖縄では「みなみじゅうじ座」がみえます。
図1は沖縄で星のソムリエとして活躍中の田代祐子さんの撮影です。
この日は満月だったそうですが,それでもしっかりとみなみじゅうじが肉眼でみえたそうです。

緯度による見え方の違いを図2にまとめてみました。
右端の図が沖縄から見たみなみじゅうじの様子です。
比較するために「ケンタウルス座のガンマ星」も示しました。
同じ方向の空を鹿児島から見たものが中央の図です。
ケンタウルス座のガンマ星が地平線に近くなりました。
みなみじゅうじも上端だけがかろうじて見えています。

そして、山形に来ると、ケンタウルス座のガンマ星ですら見るのが大変になります。
私の住む山形市では山があるので見ることは難しいでしょう。
そして、みなみじゅうじは地平線の遥か下になってしまい見ることができません。

地球が真っ平らならこんなことは起こらないわけで,地球が丸いからこんなことが起こるのです。
もっと南に行けば、みなみじゅうじは頭上に輝くようになり、
マゼラン雲がみえるようになります。一方、北極星は地平線の下に隠れてしまいます。

沖縄に居る間に晴れれば私もみなみじゅうじ座を見に行くことにしたいとおもいます。
今は雨です。






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図1 みなみじゅうじ座(撮影:田代祐子さん) http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/411-fig1.jpg
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図2 緯度によるみなみじゅうじ座の見え方の違い http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/411-fig2.jpg
本文終わり
references パワポ http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/411-fig.pptx