全国星空案内人シンポジウム
星のソムリエ(星空案内人)は、山形で誕生した制度で、
いまや日本中に広がりました。
3月5日と6日の二日間、
全国の星のソムリエや、
星のソムリエでなくても単に星が好きという人も集まって
シンポジウムがひらかれました(図1)。

場所は長野県佐久市。
ここには、
JAXAのの巨大なパラボラアンテナがあります
(正式な名称は臼田深宇宙空間観測所)。
「はやぶさ」や「あかつき」などの探査機への命令を送ったり,
観測した画像データを受信します。

臼田深宇宙空間観測所所長の村田泰宏先生から記念講演があり、
コスモプラネタリウム渋谷の永田美絵さん、そして私たちが
星空案内について学ぶワークショップを開きました。

会場の入り口には昼間の太陽の観察する道具がならび(図2)、
早速楽しんでいらっしゃいました。
図2の(1)は従来の太陽投影機、(2)はフランス製の安全で見やすい太陽観察装置、
(3)は水素原子からの光を見ることが出来る特殊な望遠鏡です。
(3)を用いるとプロミネンスという太陽表面から立ち上がる雲のようなものが
見えます。

始めたばかりの星のソムリエさんの悩みの一つは望遠鏡です。
欲しいけどどんなものを買ったらいいか。
すこし性能が良い望遠鏡は重いという問題があります。
重いものは持ち運びが大変で星空案内の活動が不自由になります。
そんなに予算をかけたくないというのも正直な思いです。

私の推奨はたった2500円の工作キットの天体望遠鏡です。
とにかく軽いので鞄に入れてどこへでも持っていけます。
そして、月面のクレーター、土星の環、二重星など楽しいものは
一通り見えますので,十分に楽しい星空案内が出来ます。

やまがた天文台(山形大学)でも工作教室や観望会を暖かくなると
開くので皆さんもお出でになり工作したり観望をお試しください。

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図1 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/459-fig1.jpg
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図2 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/459-fig2.jpg
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図3 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/459-fig3.jpg
本文終わり
パワポ http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/459-fig.pptx references will be note-459