大イルカ座
現在、国際的に定められている88星座は小さい星座が多くてあまり私は好きではありません。
星座は大きいほうが見つけやすいですし、空全体に広がった巨大な星座を描くのはとてもいい気持ちです。
雄大な感じがして。
このシリーズのNo.129では、
北斗七星、うしかい座、おとめ座、しし座にまたがる巨大なイヌの星座を紹介しました。

大きな星座が好きな人が他にもいるようで、最近、
マーシャル諸島に大きな星座が伝えられていることを発見しました。
図1のような巨大なイルカです。

従来の星座との対応でいうと、
尻尾がカシオペヤ座のW型、
胴体部分と背びれがアンドロメダ座、前のヒレがさんかく座です。
頭の部分がおひつじ座の頭の部分です。
これを大きな空いっぱいにみるとなんと雄大な景色でしょう。
ちょうど尾のところに天の川がかかり、海面をイメージできますので、
海面から躍り出たイルカの姿そのものです。

ちちゃな星座よりも、夜空を眺めて大きな絵を描いてみましょう。
これまで誰も提案していなかったあなた独自の景色が見つかると思います。
神様が天に絵を描いてくれたとしか思えない感動が湧いてくるような気がします。
私も楽しみたいです。
いい絵を見つけたらぜひご紹介ください。

追加情報です。ちょっと遅く、午後の8時半頃、南東の空をみると、
地平線から頭を出したさそり座に明るい土星が見えています。
これも見つけてみましょう。



画像をクリック(拡大)

図1 マーシャル諸島につたわるイルカ座 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/472-fig1.jpg
画像をクリック(拡大)

図2 南東の空に土星が登ってきています。 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/472-fig2.jpg
本文終わり
パワポ http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/472-fig.pptx references will be note-472