春が待ち遠しい
春が待ち遠しいこのごろですが、
一足先にちょっと春に足を踏み入れてみませんか。

午後8時頃まで待って夜空を見に外に出ましょう。
春の星座が出迎えてくれます。

冬眠から目覚めのっそりとクマが登場です(図1)。
ピンクの数字で、1,2,3,4,5,6,7 と番号が打たれているのが北斗七星で、こちらが有名ですが、
四角形の1,2,3,4の胴体から上の方の頭や右に伸びた手足がクマの姿をしています。
街灯の多い街中ではそうは見えませんが、
ちょっと暗いところに行くと本当にクマの姿が浮かび上がって見えます。

一般には、
5,6,7番の星まで線を引いてクマの尾としています。
なので、本物のクマのしっぽは短いのに星座のクマのしっぽはなぜ長いのだろうなどと星座の本には書いてあります。
私の考えでは4か5までがクマで、6,7は別のものだと思います。
実際、インデアンのおおぐま座の話では、5,6,7,8 は熊を追いかけている狩人や鳥と見なされているそうです。

春の星座の王様はその右手(南側)に見えるしし座です。
Lで示した一等星の名前はレグルス(小さな王様)あるいはコル・レオニス(ししの心臓)です。
今から三千年ほど前のメソポタミアの粘土板に記された星座リストにも載っているので非常に古い星座です。
Lを終点にしてはてなマーク(?)を裏返した星の並びがあります(図のオレンジ色の線)。
これを「ししの大鎌(おおがま)」と呼んでいます。
これがししの頭の部分です。

Dの星はしし座の尾で、デネボラと呼ばれます。
これは、アラビア語のアル・ダナブ・アル・アサド(ししの尾の意味)からきています。
Dを含む三角形(オレンジ色)が腰の部分で、
右に足が伸びていますね。
全体として立派なししの姿です。

古代からこの位置は重要でした。
なぜかというと、まず、神様が星をししの姿に似せて並べたから。
次に、太陽がこの星座に入ると夏になる、つまり太陽が一番強くなるからこの位置はパワースポットである。
こうして、
しし座は王者の位置というふうに思われました。

今でも星占いではしし座の人の性格は力強いということになっています。
あなたのまわりのしし座生まれの人はどうですか。







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図1 3月上旬8時頃の東の夜空 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/559-fig1.jpg
本文終わり
パワポ http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/559-fig.pptx