寒の入り
今の時期、「寒の入り」といいますが、寒の入りとはどうい
うことでしょう。

皆既日食が起こったら昼間でも星が見えるようになります。
1月6日にそれが起こった場合の想像図を書いてみました(図1)。

太陽の背景には「いて座」が見えています。
水星は太陽の周りを小さい半径で回っているので太陽の近くに見えるのが普通ですが、
ほかの惑星も太陽の近くに集まって見えます。
これは偶然です。

太陽は星座に対して位置を変え、図の中では×、◯、□、△の順に動きます。
太陽のこの動きを利用して、
一年365日を24等分して約15.2日を単位に区切りをつけたものが二十四節気です。
各区切りに名前があって、
xの位置からはじまる約15日が冬至、次が小寒、その次が大寒、そしてついに待ち遠しい立春となります。
小寒に入る◯の位置に太陽が来たころが「寒の入り」ということになります。
だいたい1月6日ころです。

このころの旬の野菜といえば蕪(かぶ)でしょう。
スズナともよばれ春の七草に入っています。
漬物もいいですし、かぶら蒸しは心も温まる一品です。

蕪ではありませんが我が家で最近人気の赤大根が「紅くるり」。
甘酢に漬けていただくとついご飯がすすんで、カロリー取りすぎになるのがちょっと心配です。
しかし、寒さが本格的になるので体力つけ、体重もちょっと多めの方が冬をのりきるにはよいのでないでしょうか。



画像をクリック(拡大)

図1 もし、2020年1月6日に日食が起こった場合の想像図(注意:この時期に日食が起こることは実際にはありません) http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/602-fig1.jpg
画像をクリック(拡大)

図2 「紅くるり」の甘酢漬け http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/602-fig2.jpg
本文終わり
パワポ http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/602-fig.pptx references will be note-602