夜空を見よう (No. 766)

date 2023 04 01
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だいぶ暖かくなり、夜に外に出て星をみるのも悪くないなぁと思っていませんか。
新年度のスタートでもありますし、
星空浴を始めませんか。

「今晩は星、見えないかなあ」そう思って窓の外を見たことありませんか。
そして、窓の外は真っ暗で、
「天気悪いのかな、今晩はだめだな」ということになったことはないですか(図1)。

部屋にいると目は明るい状態に慣れていて、暗いものは見えない状態になっています。
だから、窓の外を見ても星はよく見えないの普通です。
一度外に出て、
夜空をしばらく、そうですね、五分ほど見てみましょう。
目が暗い状態に慣れてくると徐々に星が見えてきます。
ダメかと思ったけど、
実は快晴でたくさんの星が見えていたということもあります。


図2は今晩午後7時半頃の西の空です。
西の空、地平線から少し上のところに金星がきっと見つかります。
腕を伸ばしてゲンコツをみると図のように、ゲンコツ一つか二つ分の高さに金星が見えています。
ゲンコツ一つが約10度なので、
地平線から15度くらいの高さに金星があることになります。

星の明るさは等級で表します。
現在金星はマイナス4等です。
金星から目を上に移すと明るい星がきっと見つかります。
ぎょしゃ座のカペラという星ですが、これが0等です。
一等星というのはこれよりさらに暗い星です。
図3に明るさのランクとしての等級のメモリを図示しました。
目が慣れたところで空全体を見渡すと1等星が結構たくさんあることに気がつくでしょう。





図1 明るい部屋から外を見ても星はよく見えない。 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/766-fig1.jpg
図2 今日午後7時半頃の西の空 (Steraliumを使用) http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/766-fig2.jpg
図3 星の明るさの尺度 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/766-fig3.jpg
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