メガネ型の双眼鏡 (No. 798)

date 2023 11 11
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歳をとって視力が落ちてきたような気がしますし、自宅の周辺では人口の光が強くて星が見えにくく、
といったことが重なると夜空を眺めるのも億劫になってきてしまいます。
望遠鏡や双眼鏡のような大掛かりなものも面倒です。
メガネ感覚で使えて、
星がよく見えて、楽しくなる方法はないかと誰しも考えるところです。

最近愛用しているのは図1のようなメガネのような双眼鏡です。
双眼鏡といってもぺったんこでメガネのような形です。
小さな穴を覗く感じではなく、目に当てるだけなので非常に楽に見えます。

このタイプのものは星座を見つけるにはもってこいです。
カシオペヤ座のWの形がそのまま視野にすっぽり入ります(図2)
(実視野25度くらい)。
倍率は約2倍です。
広い範囲が見えるということです。
レンズで光を集めているので肉眼では見えない暗い星も見えるようになります。

いるか座の可愛い形は郊外に出て夜空の暗いところでないと楽しむことができなかったのですが、
街中でも可愛いイルカの形を楽しむことができました。
図3はおうし座の様子です。上にプレアデス星団(すばる)があり、下の方に雄牛の顔にあたるV字型の星の並び
(ヒヤデス星団)が見えています。

ピント合わせができるので合わせましょう。
目とメガネはまっすくにもって、
上目遣いや下目遣いのように倒れて持ってしまいがちなので注意しましょう。
星が二重に見えたり細長く見えたりしたら持ち方を変えてください。
重さは500グラムくらいあるのでちょっと重いと感じます。
もう少し軽いと嬉しいですね。
気になるお値段は、1万円台から3万円程度です。




図1 ぺったんこの形の低倍率の双眼鏡は星座観察にぴったり http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/798-fig1.jpg
図2 カシオペヤ座を見たイメージ http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/798-fig2.jpg
図3 おうし座を見たイメージ http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/798-fig3.jpg
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