時を測る (No. 816)

date 2023 03 30
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時を測る唯一の方法は、
繰り返し起こることを見つけてその回数を数えることです。
一番簡単でそして重要なのは昼と夜の繰り返しです。
この繰り返しの1周期を1日として時を測ります。

もう少し長い時間を測るには月の満ち欠けも便利です。
昔から、ひとつき、ふたつきと数えてきました。
月の満ち欠けの周期はおよそ29.5日なので、
ひとつきが30日の月と29日の月を交互に繰り返すと便利です。

もっと長い時を測るのには季節の循環の周期である一年を使うことができます。
季節というと曖昧ですが、春分の日から春分の日までを1周期とすれば正確になります。
さらに、長い時間を測るのに便利なものはあるでしょうか。

NHKの大河ドラマで今年は紫式部がテーマになっていますが、
当時は星占い師が活躍しました。
あの時代にどのような星空をみていたか、現在と違うのか、ということを図1と図2で比較しました。
天の北極を中心にして星は回ります。
図1は現代の図で、北極星がだいたい天の北極+の位置にあります。
北極星を中心にして星が回るのが現代の星空です。
図2は平安時代の空でづ。天の北極には明るい星がありません。
北極星は天の北極から大きく外れているので、大きな円を描いて運動します。

このように天の北極は時間ととともに動きます。
どのように動くかを図3に示しました。
約2万6千年という周期で天の北極は星空の中を回っています。
この周期を使うと長い時間を測ることができます。
1周期分昔に遡れば石器時代です。
1周期分未来に時間を進めるとどうでしょう。
そのころ人類はどうなっているでしょう。





図1 今日の天の北極の位置 (ステラリウムを用いて作図) http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/816-fig1.jpg
図2 西暦1000年の同じ日の天の北極の位置 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/816-fig2.jpg
図3 天の北極の周期運動 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/816-fig3.jpg
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