一日の長さ

太陽はもちろんのこと、月もすべての星々も東から昇ってきて
西に沈んでゆきます。これは一日という生活のリズムを作って
います。一日はだいじな時間の単位ですね。

古代には、これらの太陽・月・星の運動は神様がつかさどって
いると考えていました。実際、こんなにたくさんのものが統一
して動くのはまさに神の力でないと出来ないような気がします。
でも科学が進歩してこの一日の運動は地球が自転している性だ
とわかりました。つまり、太陽・月・星は地球よりはるかに遠
いところにある景色で、私たちは地球というまるい球体の上に
住んでいて、地球が回るので、地球から見る景色が回ってみえ
るというのが本当のことでした。

図1は、私のだいすきな夕焼けです。一日の終わりです。やが
て夜がやってきて、数時間後には、太陽が東の空からのぼり、
朝がやってきます。夕方見える星は、太陽と一緒に西の空に沈
み、やがて、太陽と一緒に東の空から昇ってきます。

図2の左は、今月25日の日の入りのころの星の位置です。右
はひと月後、6月25日の日の入り時の星の位置です。今月見
えていたオリオン座やおうし座にかわって、上にあった、ふた
ご座やかに座が地平線近くにいます。太陽は地平線に対しほぼ
同じ位置ですが星座は動いています。一日周期で太陽と星が一
緒に動くと書きましたが、実際は、太陽の動きと星の動きには
すこしずれがあることがわかります。太陽がめぐる一日という
周期と星(恒星)がめぐる一日という周期が異ります。太陽のめ
ぐる周期が4分ほど長いために日の入りのときの星座が図のよ
うにずれていきます。一日のずれは小さいですが、一月で2時
間ほどのずれになります。太陽のめぐる周期を1太陽日(だい
ようじつ)、恒星のめぐる周期を恒星日(こうせいじつ)とよび
ます。私たちの生活は太陽に密着しているので太陽日を基準に
時刻は決められています。


図1 せつめいなし
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図2 日が沈むころの星座の変化
(アストロアーツ・ステラーナビゲータを用いて作製)
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