初冬のせいざさがし 二十四節気では小雪のころとなりました。雨から雪にかわる頃 という意味です。星座も冬の星座の登場です。 あまり既成の星座にこだわらず、星座を知らなくても夜空を見 たらみたら星たちはどんな形にみえるだろう。自分で勝手に作 った星座があってもいいのじゃないか。という立場で夜空を見 てみましょう。星座探しはとんとやったことが無いと言うかた も冬の星座は明るい星が多いので挑戦してみてください。 夜の8時半頃、東の空を眺めてみましょう。目がなれて来るのに は5分くらいかかるのでせっかちにならずにゆったりと見ましょ う。街灯などじゃまな光が無いところで。 北東の高い位置にひときは明るい星があります。図1の1番の星で す。その右よりにごちゃごちゃとちょっと数個の不思議な星の集 まりがみえます。図1で2番の部分です。そして、その真下に1番 よりちょっと暗いもののかなり明るいちょっとオレンジ色に見え る3番の星があります。 地平線近くに4番の星たちがちょうど蝶の形のリボンになって見え ます。そこから水平に北に向かって目を移すと縦に二つの明るい星 が見えます。5番の位置です。4番と5番の位置の中間にひとつの星 が見え、1番と3番の星の中間にも二つの明るい星が見えます。 暗い野外では新聞を持ち出しても見えませんから、形を覚えて外に 出るしかありません。こんな呪文を覚えてはどうでしょう。「左手 に一番星、明るい星、右手にごちゃごちゃ星にオレンジ星がぶら下 がって、地平線近く右手にリボン、左手にふたつ星」 午後7時頃だとまだリボンは地平線から昇ってきていないとおもい ます。 星を何度もみていると、不思議な並びかたをしているものだな、と変 な気分になります。 文字をずっと見ているとなんでこんな形をして いるのだろう、と不思議な気分になるとの似ています。 既成の星座と比べると図2のようになりますが、あまり気にせず図1の 形をみつけるだけでとても楽しいと思います。 図1小雪(初冬)のころの東の星空(午後8時半頃) http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/107-fig1.jpg 画像をクリック(拡大) 図2 図1に対応した星座と星の名前 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/107-fig2.jpg 画像をクリック(拡大) 図1、と図2のパワーポイントファイル http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/107-fig12.ppt (図に大きさの違いがでるとすれば、図1を大きくしてください。)