西の空に陽が沈み、金星も沈もうとする頃、金星と競うように明るい星が東の空 から昇ってきます。木星です。
まもなく来る秋分の日に向けて、太陽は秋分点に近づいています。星座でいうと おとめ座です。木星はちょうどその反対側に位置しているので春分点近くにいることに なります。星座でいうと「うお座」ということになります(図1)。
2月20日から3月20日生まれのかたは、星座占いでは「うお座」ですね。運悪く見つけ にくい「うお座」にあたったみなさん、今がチャンスです。明るい木星が 「ここが魚座だよ」と教えてくれています。この機会に魚座の位置を確認しましょう。 でも、やっぱ目立たない淋しさは残りますね。
春分点と秋分点はちょうど反対位置にあります。秋分の日に太陽がいるところが秋分点で、 その反対位置が春分点です。満月はかならず太陽と反対位置にありますから、仲秋の名月と 言うのはこの秋分点付近にあります。
ということは、今年の仲秋の名月は木星と並んで見えるということなりますね。木星も 秋分点付近にいるのですから。
最近、木星表面の一点がピカリとひかる現象が見つかっています。これは隕石のような ものが木星に激突したためということです。こういう現象を聞くと太陽系も生きている のだなと感じます。
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図1 2010年9月6日午後8時ころの東の空
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/142-fig1.ppt http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/142-fig1.jpg
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図2 木星への隕石の衝突現象
図はひとつはハッブルのものNASA提供
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ですが、
できれば日本人の発見した以下を使えればと思います。 山形新聞さんの御協力でゲラの方には日本人のアマチュアの 立川さんの木星の閃光画像を掲載しました。
ゲラ
http://www.asahi.com/science/update/0822/TKY201008210332.html