これから見られる流星群


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先月はオリオン座流星群が良く見えたようで、小白川の山形大学のグランド でもいっぱい流れ星見えたよ、などということを学生から聞くとなんだか、 羨ましくなったり、悔しかったりで、今度はおれも見てやろうと言う気に なってしまいます。

ということで年内に流れ星が良く見える時期を調べてみました。いわゆる 流星群と呼ばれるもので、ある時期に流れ星が多く流れる現象です。流れ星は 惑星間空間にある砂粒のような塵が地球とぶつかって、大気圏に突入する時、 大気との摩擦熱でその塵が発光するものです。発光の高度はおよそ100kmくらい です。

流星群には母天体というのがあって、大抵は彗星が母天体になります。 彗星が太陽を公転する軌道上に、彗星の破片として小さな塵をばら撒きます。 図1に示すように、 ちょうど飛行機雲のように塵が細長く軌道を描き出しています。この軌道が 地球の軌道を交わる場合があります。すると、たくさんの塵がまとまって 地球とぶつかります。塵の中に地球が突っ込むと言った方が分かりやすいかも 知れません。地球が軌道上のそんな位置に来たときに流星群が見られます。 彗星の軌道は空間的に固定されていますので、毎年決まった日に流星群が現れます。 又、細長い雲が太ければ、何日にも渡って流星群が続きます。さらに、彗星は いっぱいありますから、年に何回も流星群が現れるます。

では、年内に見えそうな流星群と出現時期を表にまとめますので是非見て下さい。 母天体もあわせて書いています。 11月上旬は「おうし座流星群」で火球といって すごく明るい流星がでるそうです。「しし座」流星群は2001年に流星雨になった ことで知られた流星群です。ふたご座流星群は三大流星群の内のひとつでかなり たくさんの流星が期待できます。こぐま座流星群は新月に近いので月にじゃまさ れることなく流れ星が良く見えそうです。



図1 流星群の出るしくみ 
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図1 年内に見られる流星群
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