冬の星座を数え歌で(そのニ)
星座数え歌の続きです。
「三つ星」の回りを四つの星が取り囲んで、
大きな棍棒をふりかざした勇者オリオンの姿になっています。
オリオン座です。
これまでは鳴き声を考えてきましたが、
オリオンは獣ではないので、
オリオンが言った言葉を考えてみましょう。
オリオンは傲慢で、この世の獣を全部討ち取ることが出来ると豪語したため、
蠍(さそり)が遣わされ、
蠍に刺されて死んでしまったという話があります。
なので、オリオンの言葉としては、蠍に刺されて「あ痛ててて,,,」でしょうか。
オリオンはアルテミスに恋をしたという話も有名ですから。
「アルテミス、大好きっ!」でしょうか。
オリオンの北側には、五角形の星座があります。
ぎょしゃ座です。
御者(ぎょしゃ)とは馬車の運転手ですが、
ぎょしゃ座に対する星座絵は、やぎを抱いたおじいさんです。
五つの星の中におりひめ星と同じくらい明るい星があります。
カペラと呼ばれています。
カペラは小さな雌山羊といういみだそうです。
この星座の泣き声は「メエー」ですね。
六つならんだ星ということで「むつらぼし(六連星)」とも呼ばれる星の集まりがあります。
天文学ではプレアデス星団と呼んでいる星の集まりです。
また「すばる」とも呼ばれます。
これははおうし座に属していて、牡牛の肩の部分にあります。
牡牛の頭の部分にはオレンジ色をした明るい星、アルデバランがあります。
アルデバランはアラビア語で「後に続くもの」、と言う意味です。
もちろん、むつらぼしの後に続くものだからです。
これまで出てきた、シリウス、リゲル、アルデバラン、カペラ、プロキオンに、
ふたご座のポルックスを加えると見事な冬のダイヤモンドができあがります(図参照)。
♪♪♪
よーっつ星は
オリオンだ
なーんて言ったかな
あ痛ててて,,,(アルテミス、大好きっ!)
いーつつ星は
こやぎとおじいさん
なーんて鳴いたかな
メエー
むーつら星は
おうしの肩だよ
なーんて鳴いたかな
モー
しー、ごー、ろくで
ふたごを加えて
冬のダイヤモンドだよ
キラ、キラ、キラ
では、実際のそらで見つけてみてください。
先週のと合わせて、
この歌詞にたいする曲をつけてくださる方がおいででしたら大募集です。
よろしくおねがいします。
冬の星座図
図1 冬の星座
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/198-fig.jpg
図のパワーポイント