国際宇宙ステーション 土井宇宙飛行士がスペースシャトルに乗って国際宇宙ス テーション(図1)の建設に携わったことはニュースでご らんになった方も多いのでないでしょうか。この国際宇 宙ステーションは大きな建造物ですから地上からでも良 く見えます。明るさはマイナス1等星くらいですので、 全天で一番明るいおおいぬ座のシリウスと同じくらいで す。例えば、 4月14日午後6時50分ころ山形から良く見 えます。宇宙ステーションは地球を約90分で一周しま すから、ほんとうに地球をびゅんびゅん回っている感じ で、しょっちゅう日本上空を通過します。 宇宙ステーションがうまく見えるタイミングについて 考えてみましょう。もちろん日本上空を飛行するとき みえます。しかし、地上にあるものと同じで暗闇では 物はみえません。宇宙ステーションが暗闇にいるので なく、宇宙ステーションにちゃんと太陽の光が当たっ ていることが条件になります。 宇宙ステーションはシリウスのように明るくてもさす が昼間には見えません。夜でないと見えません。でも 夜ですと宇宙ステーションも暗闇の中で、そもそもシ リウスのように光ることはないでしょう。夕方が見え るチャンスなのです。図2上のように宇宙ステーションに は太陽の光りが当たり地上は夕方で暗くなっている状 況で見えるのです。図2下の状況では宇宙ステーション も夜ですからこれでは光りません。 具体的に何日の何時頃見えるかですが、これは次のイ ンターネットのホームページで予報が随時公表されて いるのでそれを参考にしてください。 http://kibo.tksc.jaxa.jp うまく見つけられるでしょうか。 図1 国際宇宙ステーション (NASA提供) http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/36-fig1.jpg 図2 宇宙ステーションが見えるのはどんな時? http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/36-fig2.ppt http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/36-fig2.jpg