星のソムリエといく三陸鉄道
連続テレビ小説「あまちゃん」ですっかり有名になった三陸鉄道での星のお話です。
3月20日の夕刻18時、三陸鉄道の人気のレトロ列車がゆっくりと大船渡を出発しました。
そこには、星が大好きな大人と子どもあわせて約30名が星空案内人と乗車しています。
これは、「星のソムリエと行く三陸鉄道、星空列車」という素敵な企画でした(図1)。
私も大船渡に駆けつけ参加して来ました。
星のソムリエは星空案内人の愛称です。
山形大学の「やまがた天文台」が発祥の地である星空案内人資格認定制度の講座が、
この2年間に渡って岩手県大船渡市中央公民館主催で開催されました。
そこで育った星空案内人の皆さんが、
「宇詠(そらよみ)サークル朔」という会を結成し、
星空や宇宙を楽しむ活動を展開しています。
この中には、小学生で星空準案内人の資格を取得し、天文学者を目指す熊谷風摩くんも星空案内人として参加しています(図2)。
今回は、 三陸鉄道と協力してこの企画が実施されました。
最初の停車は「恋し浜」です。ホタテ貝の絵馬掛けで有名な駅。
私たちは出発と同時にホタテの絵馬をいろとりどりのデザインで描いていましたので、
それを奉納しました。
私の願いは、「お金持ちの宇宙人と仲良しになって、天文台を建ててもらう」でした。
次は最終目的地「三陸駅」です。
三陸鉄道南リアス線のターミナルである大船渡(盛駅)と釜石のちょうど中間地点、
もっと暗く、星空を見るには絶好の場所です。
サークルのみなさんが天体望遠鏡を設置して待ち構えています。
ここで満天の星空、ちょうど見頃の木星や月のクレーターが楽しめるはずでしたが、
この日はあいにくの曇り空になってしまいました。
それでも雲間からときどき顔をのぞかせる木星や月に大歓声が上がります。
帰りの列車では星座ビンゴゲームなどを楽しみましたが、
運転手さんが気をきかせてくださり、
ちょっとした晴れ間を期待して臨時停車をしてくださるなど、
みんなの気持ちがひとつになった心が暖まるよい旅になりました。
またきっと再挑戦で企画があると思います。
そのときは、 みなさまも、是非ご応募ください。
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図1 企画パンフレット
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/410-fig1.jpg
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図3 臨時停車駅で望遠鏡を必死に調整する著者と小学生で星空準案内人の資格を取得た熊谷 風摩君とお母さん
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図3 ホタテ絵馬 (財図的には小さい扱いでOKです。)
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本文終わり
references
パワポ
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/410-fig.pptx