星占い
現代でも人気の星占いは、古代メソポタミア生まれで、
紀元前5世紀ごろギリシャで流行したそうです。
星占いではホロスコープというものを使います。
記録としてもっとも古いホロスコープはシリアで見つかった紀元前409年ころのものです。
図1は私のホロスコープで、
私が生まれた瞬間の惑星と星座の位置が図示されています。
これを使って私の性格や人生を読み取ることができるのだそうです。

私が生まれたのは夕方なので地平線の上、やや西に傾いた位置に太陽があります。
太陽がちょうどおうし座の位置にありますね。
私の誕生日星座がおうし座だというのはこのことを指しています。

太陽は一年をかけて星座を一巡しますから,誕生日で星座が決まります。
雑誌やテレビでやっている星座占いはこの誕生星座で占います。
本格的な星占いは他の惑星の位置も使って総合的にやります。
誕生星座だけで占うのは簡単だからそうしているだけで、
不十分さは明らかです。

ほんの少しやり方をご紹介しましょう。

確かに太陽は大切です。自然に与える影響は絶大ですから、
人間に与える影響も大きいと考えられます。
太陽はヘリオス呼ばれる神様で、これが自分が自分らしくありたいという欲求を駆り立てます。
では、なにが自分らしさなのでしょう。
それを決めているのが誕生日に太陽がいた星座です。

ところで、人間の中には自分らしさとは別の側面があります。そのひとつが自分の中にいる子どもの自分です。
奥深くにいる自然な欲求や、こんなふうだと気持ちなというような感情がそれです。
この性質をつかさどるのは月です。
自分のなかの子どもがどのような性質なのかを決めているのはホロスコープに見られる月の位置です。
私の場合はかに座です。

以上まとめると、私は自分らしさをおうし座的に持ち、内部にひそむ子どもの自分はかに座の性質を持っています。
さらに、金星は愛の神なので、私の恋愛はふたご座的です。
各星座の基本的性質は図2にまとめてみました。

他の惑星は自分の別の側面を決めます。さあ、ホロスコープが楽しくなって来たのでないでしょうか。
今日はこのあたりで紙面が尽きたのでおしまいにしたいとおもいます。




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図1 ホロスコープ http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/427-fig1.jpg
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図2 12星座の性格 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/427-fig2.jpg
本文終わり
references パワポ http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/427-fig.pptx