星の種類
いろいろ複雑なものも単純に考えて理解できればずっと記憶にの残ります。
さらに、 その方が応用力が高まります。
連想が高まります。
星の分類もいろいろ複雑ですが非常に単純に二種類と考えてはどうでしょう。
私たちが知っている普通の物質は原子からできているといいますが、
基本要素は水素原子と中性子と考えることができます。
水素原子の代わりに陽子と言ってもいいのですが,
水素の方がなじみやすいので水素といっておきます。
(正確に言うと、水素の原子核が陽子で、陽子のまわりをひとつの電子が
とりまいている状態が水素原子です。)
宇宙を構成する元素は、一番多いのは水素、
二番目に多いのはヘリウムです。
ヘリウムは図1の図のように複合粒子で、
水素と中性子が混ざって集まったものです。
すると、
宇宙の中で水素と中性子が一番多いつぶつぶ(基本粒子)であると気がつきます。
すると、
星は水素原子を主成分とする星と中性子を主成分とする星の二種類である、
と考えるのが簡単です(図2)。
水素を主成分とする星は太陽をはじめとして、
私たちが夜空に星座としている星はみんなこのタイプの星です。
中性子を主成分とする星はX線でよく見えていて、
図2の下の図で中央にある白い点として写っています(X線画像)。
両者の特徴は密度に現れます。
太陽の密度は1立方センチメートルあたり1.4グラムで、水とそれほどかわりません。
つまり、水素を主成分とする星の密度は私たちが日常目にするようなもとあまりちがいません。
一方、中性子星の密度は1立方センチメートルあたり10億トンもあります。
非常に密度の高い凝縮した材質のものです。
このように全く違った二種類の星があるのです。
どうでしょう、今晩はすっきりした気持ちで眠れるのでないでしょうか。
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図1 宇宙の恒星瀬要素
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/453-fig1.jpg
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図2 星の二つのタイプ
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/453-fig2.jpg
本文終わり
references
パワポ
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