春の星座を迎える
春の近づくのを感じる今日この頃です。星座も春の星座が昇って来ました。
思い切って夜の戸外で星空をご覧下さい。
図1は今日午後7時頃の東の空です。
春を告げるのは北斗七星です。
北東の空で、柄杓の柄を下にして(スプーンを立てたように)見えています。
このあたりをおおぐま座と呼びます。
真東を見ましょう。しし座がみえています。
図1のように、
頭から前脚の部分が?を裏返したように見えて、お尻の部分が三角形をしています。
この頭部と尾部をつなげるとしっぱな獅子が完成します。
頭上にふたごの星が見えていますが,
それを下に延長すると、ごちゃごちゃした星の集まりがあります。
これを頭部にして、
地平線に向かって星が並んでみるのが見えます。
これはうみへび座です。
図1を見ながらぜひ見つけてください。
知名度の無い星座ですから,見つけるとちょっと嬉しいかも。
ひとつの星に見えるけれどよく見ると、あるいは、望遠鏡をつかってみると実は二つの星である場合があります。
これを二重星とよびまず。
春の二重星を図2にまとめました。明るさと二つの星の間隔をグラフで示しています。
グラフの左方向にあって明るく、グラフの上方向にあって、つまり、二つが離れていると見つけやすいです。
図1にそれぞれの星のそらでの位置を示したので、肉眼あるいは双眼鏡を使って二つの星にみえるか試してみましょう。
とくに、ミザールとアルコルの間隔は満月の直径の40%ほどですのできっと二つの星として見えると思います。
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図1 3月22日午後7時頃の東の空
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/460-fig1.jpg
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図2 春の二重星 (比較のために全天で一番美しいといわれるはくちょう座のアルビレオを赤で示しています。
アルビレオは夏に見えます)
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/460-fig2.jpg
本文終わり
パワポ
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