秋の星座
秋風が吹き始めましたので、夜空も秋の星座がそろそろ登ってきます。
昨日は満月でしたので、月がじゃまして暗い星は見にくかもしれません。ここ、一週間のうちに晴れた夜にご覧ください。
昨日の満月は旧暦7月の十五夜でした。
旧暦で行事を行う地方ではお盆ということになります。
秋のお月見は次の十五夜で、あとひと月お待ちください。
図1は午後8時頃の東の空です。
二つの見つけやすい星の並びがあります。
一つはWの形をしたカシオペヤ座、もう一つは大きな四角のペガスス座。
カシオペヤは古代エチオピアの王妃の名前、ペガススは天を翔る翼をもった馬です。
四角は天馬の上半身の部分ですが、非常に天気が良く、人口の光がないところでは、馬の頭、首、前足の綺麗な形が確認できます。
図を頼りに残りの星座を見つけていきましょう。
ペルセウス、おひつじ、うお、みずがめ、みなみのうお、こうま、とかげなど微光星からなるきれいな星座がいっぱい並んでいます。
このなかで「とかげ座」以外は2000年以上の歴史を持つ古い星座です。
とかげ座は1687年にヘベリウスが追加した星座です。
いわゆるすき間家具的な星座で、古い伝統的な星座であるはくちょう座とアンドロメダ座の間を埋めるようにして新設された星座です。
みなみのうお座にこの辺りには唯一の一等星があります。
秋のひとつ星ともよばれるフォーマルハウトです。
この星の周りには惑星系があって彗星の巣のようなリングも見つかっています。
最新のアルマ望遠鏡による画像を図2紹介します。
静かな秋の夜に星を眺めながら、それぞれの星の周りを回る惑星やそこに住んでいるお友達のことを想像してみるのも楽しいですね。
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図1 今日、午後8時頃の東の空です。
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/483-fig1.jpg
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図2 アルマ望遠鏡が捉えたフォーマルハウトの周りのリング(提供:ESO/NAOJ/NRAO)
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/483-fig2.jpg
ESO:Europian Southern Observatory
NAOJ:国立天文台
NRAO:National Radio Astrnomy Observatory
本文終わり
パワポ
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references will be note-483