オリオン座をみつけよう
オリオン座を確かめたい方、見つける自信の無い方、大集合です。
今一番の見頃を迎えています。
確実に見つける方法をご紹介します。

まず、本日から月末までの期間としましょう。
日没してからしばらくたった午後6時半ころの場合を図1に、
だいぶ時間がたって9時半頃の場合を図2に示しました。

どの時間帯でも目標は全天で一番明るい「シリウス」という星です。
図では「あ」の赤い矢印で示しています。
とにかく空を見渡して一番明る星を探してみてください。
日没直後ですと、まだ地平線近くなので山や建物で見えていないかもしれません。
そのときは、一時間ほど待ってください。

これがシリウスだろうという星が見つかったらそこから黄色い点線に沿って視線を上に移動します。
日没後あまり時間が経っていなければ、図1で、視線の右側に「い」でしめした「みつぼし」が縦に並んでいます。
一方、左側にはシリウスよりもずっと暗い「う」で示したベテルギウスという星が見えています。
この星は、少し赤みを帯びています。
明るさは一等星です。

ちょっと浮気をして、「あ」から、左に目をむけると「え」で示したプロキオンという星を見つけることができるでしょう。

もし、夜も更けて、9時-10時になってしまったら図2を参考にしてください。
また、赤い矢印から「シリウス」をまず見つけて、黄色い線に沿って視線を上に向けると、
左右に「う」のベテルギウスと「え」のプロキオンが見つかります。
「う」の右下にみつぼしが見つかります。

図のスケールを確認したいときは、腕を伸ばして握りこぶしを作ってみると、
図の緑のマス目ひとつにちょうど入ると思います。

「あ」「う」「え」の三つの星が冬の大三角と呼ばれていています。
これらとみつぼしがみつかれば、図3の様に棒を振り上げがオリオンの姿の全体を見つけることができるでしょう。
晴れたらオリオン座を自分の目で確認してみましょう。





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図1 1月下旬午後6時から7時頃の南東の夜空 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/502-fig1.jpg
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図2 1月下旬午後9時から10時頃の南の夜空 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/502-fig2.jpg
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図3 オリオン座の形 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/502-fig3.jpg
本文終わり
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