バーナード星の超地球
太陽系外にたくさんの惑星が発見され、
ほとんどの星には惑星があると考えらるようになってきました。
でもまだまだ大雑把な話なのではとも思います。
では、太陽に近い星から順に徹底的に調べて、本当に惑星があるかどうか調べてみようという人も現れます。
太陽に最も近い恒星はケンタウルス座アルファの三重連星で、ここに惑星はすでに見つかっています。
光で行って4年と少しかかる距離です(約4光年)。
では、二番目に太陽に近い星はというと、それはバーナード星という名前のへびつかい座にある星です。
とても早く星空を動いていることで昔から有名な星です。
星々の間を、 180年間で満月一つ分くらい移動します。
5.9光年の距離にあります。
このバーナード星を精密に観測していたスペインのリバスさんの率いるチームが惑星を発見したと
先月ネイチャー誌に発表しました。
見つかった惑星のサイズは地球より一回り大きいスーパーアース(超地球)と言われるサイズでした。
両者の比較を図1にまとめました。
いろいろな量について、
太陽を1とした時のバーナード星の値が示されています。
バーナード星は太陽より小さい星であることがわかります。
一方、今回発見された惑星は地球より少し大きめです。
図2のような想像図が発表されています。
図1でみなさんは何に注目しますか。
私が注目するのはバーナード星の年齢です。
太陽よりもずっと長生きしている星です。
そうすると、生命があったとして、
時間がたっぷりあるのでそこでの生命体が進化する時間がたっぶり長いわけです。
図2の想像図は荒れ地ですが、
本当は大きなビルがいっぱい立ち並んでいたりして。
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図1 太陽とバーナード星の比較
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/546-fig1.jpg
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図2 バーナード星に発見された惑星の想像図(ESO提供)
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/546-fig2.jpg
本文終わり
パワポ
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references
/Users/shibata/Desktop/ss/ref/bibitems/eso1837a.pdf
バーナード星
固有運動 10".26/yr = 1'/60yr = 30'/180yr
d = 1.8pc = 5.9ly
α Cen
d=4.2-4.3