星座クイズ2018
このコーナーの一年の締めくくりは毎年クイズお贈りしています。
今年は間違いです。
図1は除夜の鐘の頃、12月31日から元旦に日が改まる頃見える星空です。
冬の星座の王者と言えるオリオン座、全天でもっとも明るい星シリウスなど
とても賑やかな夜空です。
ぜひご覧ください。
図2は図1とはどこかが違っています。
六ヶ所違いがあります。
探してみましょう。
これから答えを述べますので、読む前にまず間違いを探してみましょう。
星は歳をとると、
巨星とよばれるぶよぶよ膨らんだ状態になります。
膨らんだ星の中心部分は実は逆に高密度で縮んでゆきます。
この中心部はやがて超新星爆発を起こしとても明るくなりますが、
爆発の後、やがて暗くなり肉眼では見えなくなってしまいます。
オリオン座の棍棒を振り上げた手の脇の下のベテルギウスは間も無く超新星爆発を起こし、
やがて見えなくなると予想されています。
図2ではベテルギウスがなくなっていますね。
いつかはこうなるのです。
おうし座の角の先、ふたご座に近い所で1054年に超新星爆発が見えたことが書物に書き残されています。
いまは肉眼では何も見えませんが、当時見えただろう星が図2では描かれています。
ふたご座流星群はご覧になりましたか。
ふたご座流星群の放射点がカストルという星の右上に水色で描かれています。
うみへび座の上に乗っかるようにあるコップ座ですが、星座絵をみると優勝カップのように見えますので、
これはカップ座と呼ぶべきじゃないかとわたしは思っています。
こいぬ、おおいぬなど犬の星座はあるのにねこ座がないのを残念に思うかたも多いのではないでしょうか。
実際、ねこが大好きだったフランスの天文学者ラランドがうみへび座とポンプ座のあいだにねこ座を作りました。
現在では使われなくなったねこ座が図2にあります。
最後の間違いは、オリオン座がオニオン座になっています。
これは無意味な間違いですが、見つけやすかったでしょうか、それともすぐに気がつきましたか。
では、良いお年をお迎えください。
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図1
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/550-fig1.jpg
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図2
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/550-fig2.jpg
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図3
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/550-fig3.jpg
本文終わり
パワポ
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references will be note-550