この星座が見たい!
あの星座を今日どうしても見たい、
でも夏の星座だからこんな真冬に無理だろうなと思ってあきらめていませんか。
大抵の星座は一年のうちのふた月ほどをのぞいていつも見ることができます。
おめあての星座がどこにいるか見つける簡便な方法を紹介しましよう。

星座には旬の時期というのがあります。
例えばオリオン座の旬は1月の20日頃、大雑把には、1月中旬から下旬といったところでしょうか。
この時期に夜の9時頃空を見上げると南の空の高い位置にオリオン座がいます。
はくちょう座なら旬は9月1日頃です。
夜の9時に最も見やすくなっている月日を旬ということにしましょう。
図1にいくつかの例をあげました。
まず、好きな星座の旬を覚えておきましょう。

旬の月の数が真上になるように時計の文字盤を想像してみて下さい。
図2のようです。
これは、 午後9時の空の様子を示していることになります。

時計の文字がその星座がその月にいる場所を示しています。
例えば、 夜の9時頃空を見たとすると、
図によれば、
オリオン座は1月中旬なら真南、
10月中旬であれば東の地平線近く、
4月の中旬であれば西の地平線にいることがわかります。

すると、10月には地平線の下にオリオン座あって、見えないことになります。
しかし、時間がたてば星座は回転運動します。
時計の針と同じ方向です。時計の文字盤のひとめもり2時間、一周で24時間です。
9時から2時間が経過して11時にはオリオン座が昇ってきます。

はくちょう座は、図2の左をみると、1月なら夜9時に地平線近くに見えています。
2月だと西の空に沈んでいます。しかし、9時から2、3時間戻して、6時か7時なら地平線近くにはくちょう座が見えています。

同じように考えてお目当の星座が見える季節や時刻を見つけましょう。






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図1 星座の旬 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/555-fig1.jpg
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図2 時計の文字盤で星座の動きが理解できます。 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/555-fig2.jpg
本文終わり
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