ゾンネンブルフ天文台
オランダの天文学といえば、私の頭に一番に浮かぶのは電波天文学です。
第二次世界大戦中にすでに宇宙からやってくる電波の観測がオランダではじまり、
結果として、私たちの銀河系が直径10万光年にもおよぶ渦巻き円盤であることが発見されました。
オランダは、現在においても電波天文学の最先端の研究が行われている国です。
オランダのユトレヒトの街には天文台があって一般公開されていました。
こちらは電波望遠鏡ではなく私たちにも馴染みの深い光学望遠鏡です。
(写真1)
望遠鏡が発明されたのは1608年頃のオランダらしいですが、
ユトレヒト大学には1642年には天文台が作られたそうです。
その後、1853年に移転され現在見ることのできるゾーネルベルグ天文台ができました(写真2)。
ここはミッフィーの作者であるブルーナの故郷であり仕事場でもあったので、
天文台の近くにはミッフィー博物館やまた運河沿いでもあるので週末を過ごすにはとてもいいところです。
写真1は口径25センチメートルの屈折望遠鏡でとて立派なものです。
私が訪れたのは昼間でしたので太陽の観察をしていましたが、
夜になれば木星や土星がきっと素晴らしい眺めで見られることでしょう。
公開天文台ですので、だれでも天文台を訪れて天体観測ができます。
ボランティアのスタッフが星空案内をしていまいした。
この風景は山形でも同じで、世界共通なのかもしれません。
写真3では、
水素原子が出す特別の光だけを通すフィルターを通して、
太陽を観察しています。
これを使うと太陽表面から炎のように立ち上るガスの雲を見ることができます。
星空を楽しむのは全世界共通だなと感じる訪問でした。
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図1 ユトレヒトにあるゾーネルベルグ天文台
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/585-fig1.jpg
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図2 市内をながれる運河沿いにあり、運河では水遊びをする市民で賑わっています。
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図3 太陽観察をボランティアスタッフが担当していました
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本文終わり
パワポ
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