6月21日の日曜日は日食でした。それから8日目の29日
月曜、夕方散歩していたのですが、夕日が山の端にきえ
るころ南の空高く綺麗な半月がでていました。日食は新
月の日に起こり、それから一週間後に半月になることは
理屈通りとはいうものの妙に感動してしまいました。日
食から14日経過した次の日曜日7月5日は満月です。そし
て今日は居待月。日没からだいぶたった午後10時頃にや
っと月が昇ってきます(図1)。

このように、日食から日にちを数えながら月の動きと形
を見ていると、月を使って日を数えるのはとてもわかり
やすいですね。世界中の古代文明で太陰暦という方式の
暦が誕生していたのももっともなことです。

日食の説明に使った図をもう一度見てみましょう(図2)。
月はだいたい14日で半分くらい回って7月5日にはBの位置
に来ています。太陽は動きが遅いのでだいたい同じ位置
にいます。すると、地球の影がBの位置にできているので、
ここで月食が起こります。日本では見られませんでした
が、7月5日は確かに月食でした。太陽が少し動いて完全
に地球の影に月が入らなかったので、皆既月食ではあり
ませんでしたが。

このように日食と月食はペアで起こります。

次の日食はおよそ半年後の12月15日にあります。南米を
中心にみられれますが、日本では見ることができません。
ペアの月食は11月30日です。ことときも完全に地球の影
に入らないので皆既月食ではありませんが、その半年後
の2021年5月26日は皆既月食で日本でもよく見えますの
で、期待してお待ちください。

これとペアの日食が気になりますね。2021年6月10日の
日食がペアになります。ヨーロッパを中心に見られますが
残念ながら日本ではみられません。月食の方でお楽しみ
ください。





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(図のトリミングお願いします。) 図1 今晩、午後10時頃の東の夜空。月が昇り、木星と土星もみえています。 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/627-fig1.jpg
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(図のトリミングお願いします。) 図2 日食と月食はペアで起こります。 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/627-fig2.jpg
本文終わり
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