おうしの星座

来年の干支は「うし」です。牛にまつわる星座には、「おうし座」と
「うしかい座」があります。ちょうど今の季節にはおうし座が良く見
えています(図１)。ギリシャ神話では、大神ゼウスが白い牡牛の姿に変
身して美しい王女エウロパをさらっていったときの牡牛とされます。
おうし座にはふたつの地球に近い星団があります。プレヤデス星団と
ヒヤデス星団です。星団というのは、大きなガスのかたまりからたく
さんの星がほぼ同時に誕生し、その結果、たくさんの星が密集して見
えるものです。どちらの星団も比較的若く、プレヤデスはおよそ
１億歳、ヒヤデスは６億歳です。人間の一生に比べれば非常に歳とって
いますが、星としては若いです。比較のために太陽の歳が４５億才で
あることを思いだしてください。

さて、このコーナーも今年最後になりました。図２には１２月３１日除夜の鐘の
なる時刻の星座を描いてみました。ちょうど全天で一番明るい恒星であるシリウスが
真南に来ています。冬の星座がせいぞろいしていますね。さて、どんな星座が
見えるでしょう。問題にしてみましたので答えてみてください。
問題番号が大きい方が難問です。


図１　おうし座
(一等星のアルデバランはヒヤデス星団と重なってみえますが
ずっと手前にあり星団には属していません。)
(アストロアーツ・ステラーナビゲータを用いて作成)
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shiata/yamashin/66-fig1.ppt
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shiata/yamashin/66-fig1.jpg
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図１　冬の星座がせいぞろい
(アストロアーツ・ステラーナビゲータを用いて作成)
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shiata/yamashin/66-fig2.ppt
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shiata/yamashin/66-fig2.jpg
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答え(よくあるように逆文字とか別ページに掲載お願いします。)

(1)おおいぬ座
(2)オリオン座
(3)こいぬ座
(4)ふたご座
(5)ぎょしゃ座
(6)しし座
(7)かに座
(8)うさぎ座
(9)いっかくじゅう座