おおぐまの三段跳び
春の星座のといえば、おおぐま座がまず頭に浮かびます。
北斗七星を含む大きな星座です。
これなら見つけられるという方も多いのではないでしょうか。
では、徐々に難しくなる三段階のおおぐま座の星探しを紹介します。
少し暖かかくなった夜にお試しください。
まず、北を向いて立ち、真上に目をやると図1のような夜空が目に入ってきます。
真正面、かなり高い位置に北斗七星があるはずです。
目標となるいくつかの明るい星も水色の点線で囲いましたので参考にしてください。
お手持ちの星座早見や星空ガイドブックも参考になります。
ただし、移動する天体である火星(オレンジ色の円の中)は載っていないと思いますので注意してください。
今晩の最初のチャレンジは北斗七星ですが、図2のように見えるでしょうか。
番号をつけた7つの星のうち4番の星が3等星で他の星より暗いので、
市街地では見えない可能性が高いです。
ということで第一のチャレンジは北斗七星のうちの4番を除く6つが見えることです。
第二のチャレンジは4番の星までみえることです。
もし、4番の星が見えたらすばらしいです。
4番の星が見えたら、3つの足の星や熊の鼻先の星が見える可能性が高いからです。
第三のチャレンジは図2の熊の足の星が見えることです。
名前がついていて、右から順に、
アルラ、タニア、タリタで、意味は、
第一の跳躍、第二の跳躍、第三の跳躍です。
熊が、ぽん、ぽん、ぽんと歩いた足跡のイメージでしょうか。
非常に面白いことに、これらは中国では、左から順に、
上台、三台、下台という名前がついていて(図2参照)、こちらも三つでセットになっています。
天子に付く三人の補佐官だそうです。
実際の空をみると確かに、ホップステップジャンプの三段跳びをイメージする星に見えます。
新しい年度も始まりましたので、
うまく見つかれば、いいことがあるかもしれませんよ。
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図1 4月21日午後7時30分ころの夜空
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/666-fig1.jpg
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図2 おおぐま座の星々
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/666-fig2.jpg
本文終わり
パワポ
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references will be note-666