七夕
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今日は7月7日、七夕です。
ちょうど七夕の日にこの星空案内の記事が掲載されるのは、
前回が2008年で、
なんと13年ぶりです(七夕の話を書かねば)。
西洋の文化ですが、 7 はラッキーナンバーです。
聖書には神様がこの世界を作り始め7日目に完成し休息したとあり、
これが安息日です。それで、1週間は7日間ですね。
西洋では7を聖なる数とする考えが昔からあったようです。
7月7日は、中国にあった乞巧奠という星祭りの行事が日本に伝わったものです。
しかし、それとは別に7月14日のお盆の1週間前で、
祖先の霊を迎える準備の行事の時期とも重なっているため、
単純に乞巧奠のコピーがそのまま現在の日本の七夕行事になったわけではありません。
乞巧奠は、みなさんご存知の七夕伝説に由来しています。
この夜、織女と牽牛が天の川を渡って一年に一度会えることになった話ですね。
この七夕伝説は紀元前の中国に記録があり、中国から日本に伝わってきたものです。
この話にちなんで女子の手芸上達を祈るのが先に説明した乞巧奠です。
七夕のお話とは別に、
日本には、棚機女(たなばたつめ)という巫女が神の降臨を待つ行事がありました。
この行事と乞巧奠が複合していきます。
七夕を「たなばた」と読むのは棚機女に依っています。
笹竹に飾りをつけて川に流す習慣は江戸時代に始まったそうです。
これは割と新しい習慣でです。
七夕の元祖中国には笹飾りの習慣はありません。
日本でも7 はラッキーナンバーです。七福神とかもありますね。
しかも、重日思想というのがあって、三月三日とか五月五日とか、月と日にちの数字が重なると
効果が倍増すると考えます。
したがいまして、7月7日は超ラッキーということになります。
さて、みなさんは今晩どうされますか。
昔の恋歌の真似をして、
「今日は天では織姫星と彦星しが出会うそうだから、
私たちも今夜は一緒に夜空を見に出かけませんか。」などとデートに誘うのはどうでしょう。
さて、実際の夜空は図1のようになっています。
七夕にちなんだ星を探してみてください。
黄色い矢印の高い方が織姫星、低い方が彦星です。水色の矢印の左側がはくちょう座のデネブ、
右側がさそり座アンタレスです。この方向の一等星は4つですのできっとこの図から確認できると思います。
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図1 7月7日午後9時ごろ南東方向の夜空(Stellariumを用いて作図)
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/677-fig1.jpg
本文終わり
パワポ
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/677-fig.pptx
references will be note-677