惑星が並んでいる
---------------------------
秋晴れの日がやってきます。
夜も少し早くやってきます。
午後6時10分ごろの空は図1の上のようです。
曜日の惑星が並んでいます。
昔は月も惑星と思っていたので、月も含めて、
月、水、木、金、土と火星を除く全てが並んでいます。
水星は太陽に近いためよほど熟練してないと見つけられないので、そこはあきらめて、
金星、月、土星、木星を見つけましょう。
少し時間が経って、午後6時45分くらいになると図1の下の図のように変化します。
もうだいぶ暗くなっています。
火星はいないのですが、火星と比べられるべき星という意味のアンタレスという名前を持った星が見え始めます。
さそり座の心臓の星です。
これらの星が見つけられたら今日は大満足ですね。
もし晴れなくても1週間くらいは大体は図と同じように見えるのでご安心ください。
ただ、月だけは位置や形が毎日変化します。
さて、二日後の月はどこに移動しているでしょうか?
図1の下の「あ」「い」「う」の中から選んで下さい。
正解は「い」です。「あ」は4日後の19日、「う」は二日前の13日の月の位置です。
月の位置の星座を辿ってみると、13日は、さそり座、今日はいて座、17日はやぎ座、19日はみずがめ座になります。
お誕生星座になっていますので、これでその日の運勢を占ってみたくなる気持ちもわかります。
西洋占星術の本を読むと、月はその人の内なる子供心、
子供の頃から持ってる自分の奥底にある性格や欲望を代表するそうです。
今日はいて座に月があるので、
「いて座のあなたは、今日は子供の頃からある本来的な性格がわき出てくる日です」、
なんて占うのでしょうか。
私は天文学者なので、全く適当に想像して書いたので、
ここに書いたことは信じないようにお願いします。
私が知っていることは、月は約27日で星座を一周するので12星座一つを移動するには約2.3日かかることと
天文学で使っている星座と星占いの12星座は実は一つ分くらいずれていいるということでしょうか。
では、秋の夜空をお楽しみ下さい。
図1 9月15日午後6時10分ごろ(上)と45分(下)の星空。(Stellariumを用いて作図)
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/687-fig1.jpg
(図1を図1、図2と分けてもいいかもしれません。)
本文終わり
パワポ
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/687-fig.pptx
references will be note-687