満月にあたった!お月見?
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また満月が巡ってきました。
前回お月見のお話を書いてからひと月が経ったのですね。
月の形を見ながらひと月前のことを考えたり、
次の満月を見るまでに、
○○を仕上げよう、とか計画を立てたりして、
月を見ながらの生活はなかなかいいものです。
お月見は、旧暦で言って、
8月15日(中秋の名月)、9月13日、10月10日という風習があって、
毎回満月というわけでなく、
月を追うごとに日がずれていきます。
10月18日の月曜日が旧暦の9月13日で、十三夜のお月見でした。
次回は、現在の暦で11月14日で十日夜(とうかんや)と言います。
この日、秋の収穫祭を行う地域もあります。
日没と同時に出てくるのが満月なので、
毎月旧暦の15日に月を見るのが良いと思うのですが、
そうではないのはなぜでしょう。
冬に向かって日の入りはどんどん早くなりますので、
満月も早い時間に昇ってくるので都合が悪いとは思えません。
日が沈んで約1時間で星が見えるほどに暗くなります。
そのころの月の様子を調べてみると図1-3のようになります。
月を追うごとに月の形は満月よりも欠けた状態で、十日夜では半月に近い形です。
図を見て何か気がつくことはないでしょうか。
星座に対する月の位置が一定で、どの月もうお座とみずがめ座の間にあります。
もし、毎月満月にお月見をしていたら、月の背後にある星は変化します。
もし、旧歴10月15日にお月見をしたら、
月の背景にある星座は冬の星座であるおうし座になってしまいます。
お月見の日をずらすことで、
その時見える星座が常に同じになるように調節しているように見えます。
しかし私は、昔の人が月と星の位置関係を合わせるために月見の時期をずらしたとは
考えにくいと思っています。結果的にそうなっただけで、
本当の理由は別のところにあるのでないでしょうか。
でも、星と月見が関係してちょっと嬉しいです。
図1 お月見の月の位置(Stellariumを用いて作図)
(3枚の図を一つとして扱ってもいいと思います。)
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/692-fig1.jpg
図2 同じ
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/692-fig2.jpg
図3 同じ
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/692-fig3.jpg
本文終わり
パワポ
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/692-fig.pptx
references will be note-692