節分
--------------------------- 2月3日は節分です。 豆まきですね。 鬼もコロナウイルスも逃げていって欲しいです。 節分は、 冬から春へと季節を分ける日という暦上に設けられた日です。 二十四節気はおなじみと思います。 一年、365日を24等分して、およそ15日と少しを単位にして名前がついています。 冬至のあと、小寒、大寒ときて次は2月4日から始まる約15日間が立春です。 そしてその前日が節分ということになります。 実は、図1の様に、二十四節気には、節と中という分類があって、 交互に節と中がやってきます。 小寒、立春、啓蟄、、、が節で、 大寒、雨水、春分、、、が中です。 二十四節気は太陽の動きで決まっていますが、 暦には月を基準にする旧暦があり、 旧正月(春節)が、今年は、2月1日です。 この日が新月なので1日(月立ち)なのですが、 この新月が正月になるのはどうしてでしょう。 次の新月でもいいじゃないかと思いませんか。 そのほうが暖かくなって春らしいです。 ここにひとつのルールがあります。 新月から次の新月の前日の期間に 二十四節気の「雨水」を含むのが正月、 「春分」を含んだら二月というふうに旧暦の月が定められているのです。 二十四節気の「中」が旧暦の月名を決めるということです。 私たちの使っているカレンダー(太陽暦)の中で 立春はほぼ固定していますが、 新月の日は大きく移動します。 このルールにより、 旧暦の正月は立春とは大きく離れないように調整されているのです。 立春の位置をもう少しはっきりさせるために、 本来は見えない空を図2に示しました。 今日の午後3時の空です。 太陽の光が眩しくて本当は星は見えないのですが、 もし見えたとしたらどう見えるかを示しています。 今日は太陽はやぎ座にいます。 あと、45度移動すれば春分点に到着で、その日が春分の日となります。 待ち遠しいですね。
図1 立春の前後の暦 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/706-fig1.jpg
図2 太陽の動き(Stellariumを用いて作図) http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/706-fig2.jpg
本文終わり
パワポ http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/706-fig.pptx references will be note-706