星空クイズ (No. 753)

date 2022 12 28
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今年最後の星空案内は恒例のクイズです。

全世界共通に現在使われている星座は全部で88あります。
これ以外に、もう使われていないけれど時代や地域を限れば別の星座も存在しました。


図1は干支(えと)にちなんだ星座や星の名前を表にまとめました。
さて、この中で、世界共通に使っている88星座はどれとどれでしょう。
該当するものに○をつけてください。
88星座には入っていないけれど使われた地方や時代がある星座はどれでしょう。
該当するものに△  をつけてください。

回答はxxです。



図1 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/753-fig1.jpg 正解:
図2 正解 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/753-fig2.jpg 解説。 子の星: 江戸時代では方角にそれぞれ干支が割り当てられていました。 子(ネ)の方向というは北です。そして子の星は北極星のことを指しました。 ねこ: フランスの天文学者ラランド(1732-1807)は猫が大好きだったと言われ、 彼の星座カタログには「ねこ座」が置かれましたが、今は使われなくなってしまいました。 厠(シ): これは中国の星座でちょうどオリオン座の下のうさぎ座の位置に設置されました。 漢字を見ると意味はわかると思いますがトイレ座ということになります。 つぐみ: フランスの天文学者ルモニエ(1715-1799)がうみへび座の尾の先に新設した星座ですが、 今は使われていません。 これ以外の○がついた星座は88星座で現在使われています。 「りゅうこつ」という言葉は難しいかもしれません。 竜骨は船の底で船首から船尾をつなぐ背骨のような役割の部品のことです。 古代ギリシアに「アルゴ船」という星座があったのですが、 その後、この星座は大きすぎるので船の各部分に分割して、 艫(とも, 船尾)、帆(ほ)、羅針盤(らしんばん)、竜骨(りゅうこつ)の4つの星座が定められました。 ねずみ座、さる座、いのしし座は今のところ私の捜査では存在確認ができていません。 では、良いお年を。
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