火星衛星探査計画MMX
はやぶさ2の小惑星リュウグウ到着がもう間も無くですね。
残すところ2万kmを切りました。地球一周が4万kmですからもうすぐそこですね。
そんなことを思っていたら、
JAXAには火星に行く計画「火星衛星サンプルリターミンション(MMX)」といいうのがあるそうです。
図1が印象的です。
これまでの火星探査の結果から、火星は昔は地球と同じ様な水の惑星だったというのです。
しかし、何らかの理由で水がなくなり現在のような全球砂漠状態になってしまいました。
いったいどうしてそんな運命を辿ってしまったのでしょう。
太陽の様な恒星は熱い火の玉であり、その近くは光が強く熱い世界で、遠くになるほど冷たい世界です。
重要な点は、スノーライン(雪線)という境界線があることです。
この線より外は寒い世界で、水や二酸化炭素は温度が低いために氷やドライアイスといった個体になります。
スノーラインより外に惑星の卵ができるときは、岩石と氷の複合した塊になります。
一方、スノーラインより内側は熱く、水など揮発成分は蒸発してしまいます。
できた惑星はカラカラに乾いた岩石惑星になります。
もともと地球や火星には海がなかったと考えれます。
さて、地球や火星に海が形成されたのはどうしてでしょう。
今、もっともらしいと思われている考え方は、
図2の様に、スノーラインの外側にあった氷の微惑星(雪だるまのようなもの)が、
つぎつぎと公転軌道をゆがめて、
地球や火星に落ちてきてたとというものです。
しかし、なぜか火星の水は蒸発し現在は海はありません。
しかし、火星探査機が水を含んだ岩石をみつけたり、川の跡などが見つかっていますので、
図のように水の惑星火星がかつてはあったのです。
火星がその様な喧嘩を遂げた痕跡か火星の周りを回るフォボスやダイモスという衛星に残っているかもしれません。
MMXで火星の衛星がなぜ出来たか、火星の海はなぜ消えたかがわかるといいですね。
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図1 火星の海はある時消えた (提供:左 NASA Gddard Space Fligth Center、右、Hubble Space Telescope)
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/7x-fig1.jpg
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図2 スノーライン
http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/~shibata/yamashin/7x-fig2.jpg
本文終わり
パワポ
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references
http://www.isas.jaxa.jp/topics/000947.html
http://mmx.isas.jaxa.jp/index.html
ref
資料