いっかくじゅう座 タイトル (No. 806)

date 2023 01 20
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大リーグで活躍する大谷翔平選手の米国での呼び方のなかに、
ユニコーン(unicorn Shohei Ohtani)といのがあります。
ユニコーンの日本語訳は一角獣です。
角が一本の想像上の動物で、
動きが俊敏でなかなか捕まえることが難しいとされますが、
その角は薬効があって胃病に効くそうです。
ずば抜けて素晴らしいものを意味するそうです。

今晩ちょうど夜空には「いっかくじゅう座」が出ているので探してみましょう。
しかし、星座の方も動物としての一角獣同様に簡単には捕まらない姿をしています。

図1は今晩の夜空です。
一番目立つのはオリオン座でしょう。三つ星と赤い色の一等星ベテルギウスが目印です。
そしてその左下のおおいぬ座のシリウスがさらに明るく、
左上のこいぬ座のプロキオンを合わせて冬の大三角です。
きれいな正三角形です。

三角形の中はほとんど星がなく真っ黒に見えるのでないでしょうか。
いくつかの暗い星を見つけたとしてもそれを繋いで一角獣の姿を再現することはできません。
これこそがいっかくじゅう座です。
この星座は古代より伝わる古い星座ではなく近世になって作られたものなのですが、
だれが作ったかはわかっていません。
なぞが多い星座です。

いっかくじゅう座を有名にしているのはこの星座の中にある
「ばら星雲」(図2)でしょう。
星の図鑑などには必ずと言っていいほど掲載されているので
ご覧になったことがあるのでないでしょうか。
バラの花の中心部分では数百個の星が誕生して星団を作っているのが見えますね。
星にはならなかったガスがその星々からエネルギーをもらって赤く輝いて
星雲として見えています。
双眼鏡や望遠鏡を覗いてもこのようには綺麗に見えず、写真写りだけがいい星雲です。
図１の丸印の位置を狙って写真を撮ってみてください。
最近のカメラは性能がいいので写ると思います。





図1 今晩午後9時30分ころの夜空。○ 印がばら星雲の位置。
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/806-fig1.jpg



図2 ばら星雲 (撮影：Andreas Fink さん)
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/806-fig2.jpg
(public domain)


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パワポ
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