星の種類 (No. 870)

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date 2025 04 26
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星にはどんな種類があってどいうふうに分類されているのでしょう。
動物には、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類という大きな分類があります。
これは進化の順になっていて、
ヒトは哺乳類の属しています。
星の大きな分類は一体どうなっているのでしょうか。
改めて今日はそこのところをまとめてみたいと思います。

これも、進化の順で並べてみましょう。
原始性、普通の星、コンパクト星という3つの大分類があります。
普通の星というのはなんだか曖昧ですが、二つの種類、
主系列星(しゅけいれつせい)と巨星(きょせい)が教科書などに出てくる名前です。

図1 は原始星のおうし座T星です。
見た目は普通の星ですので、星の光を分光して(スペクトルを見て)
くわしく分析しないと原始星だとはわかりません。

コンパクト星というのは普通の星が最後にその中心部分が固まってできた小さな星です。
コンパクト星は、白色矮星(はくしょくわいせい)、中性子星、ブラックホールの三種類があります。

以上まとめたのが図2です。
星といえば以上6つが基本です。比較的シンプルですね。


実際の宇宙ではこれらの組み合わせが出てきます。
連星といって二つの星がペアになってお互いの周りを回っているもの。
多重連星もあり、三つ以上の星が互いに回りあっています。
太陽は単独星ですが宇宙の星のおよそ半分は連星や多重連星です。
連星の組み合わせはほとんど自由で、主系列星と巨星の連星、
巨星とコンパクト星の連星、コンパクト星同志、たとえば、ブラックホールとブラックホールの連星。
とにかくいろんな組み合わせがあります。

これら、すべての種類の星が大量に集まって、一つの塊となったのが銀河です。
以上、星の6つの分類と銀河がわかっていれば安心です。
これを元に考えれば大抵の宇宙について解説した記事は理解できると思います。








図1 原始星(おうし座T星) 提供:SDSS, Space Telescope Science Institute http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/870-fig1.jpg
図2 星の種類 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/870-fig2.jpg
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