アルデバラン (No. 906)
date 2026 01 10 --------------------------- 今日紹介する星はアルデバランです。 アラビア語で「後につづくもの」という意味です。 何の後に続くのかというとそれはスバル(プレアデス星団)です。 日本でも「(スバルの)アトボシ」という呼び名があって同じ発想ですね。 実際、今晩7時頃の南東の空を見ると、 図1のようにスバルが高く登ってきており、 それに続いてアルデバランが昇ってきています(図の矢印A)。 さらにオリオン座が続きます。 図1を見ながら実際の空で確かめてみましょう。 街の明かりがあっても確実に見える星として 度々紹介している三つの星も確認しましょう。 明るい順に、シリウス(S)、リゲル(R)、カペラ(C)です。 今年は木星がシリウスより明るく光っています。 リゲルと木星に挟まれて、リゲルに近い位置に三つ星が縦に並んで見えて、 三つ星の左側にやや精彩はかけますが赤い色したベテルギウス(B)が見えています。 ベテルギウスよりも高い位置に今日の話題のアルデバランが見えています。 よく見るとアルデバランの色は白ではなくオレンジ色に見えると思いますが、 いかがでしょう。 科学的に測定してみると太陽とほぼ同じ色であることがわかります。 同じ色ということは太陽と同じくらいの表面温度の星ということです。 そうすると太陽と似た星かなと思われるのですが、 アルデバランまでの距離が67光年であることがわかり、 それはとんでもない勘違いといことが発覚します。 もし、太陽が67光年の距離にあれば明るさは6等星ほどです。 ところがアルデバランは1等星です。 星の輝きは同じ温度なら同じくらいのはずです。 アルデバランが明るいのはなぜか? それはアルデバランがとても大きいからです。 ちっちゃなダイヤモンドも大きいダイヤモンドも ダイヤモンドの表面をみれば両者は同じ輝きですが、 サイズが大きい方が全体としては明るく光りますよね。 それと同じです。 アルデバランと太陽の表面の輝きは同じなのですが、 アルデバランは太陽よりもずっと大きいのです。 それで、このような星を巨星と呼ぶようになりました。 アルデバランの周りはヒヤデス星団と呼ばれるたくさんの星があり、 Vの字の形にならんで星が見えます。 図2の矢印の星を見てみましょう。 これが二つの星に見えたらとても目が良い証拠になります。 今年の運試しに挑戦してはどうでしょう。
図1 今晩7時頃の東から南東の星空 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/906-fig1.jpg
図2 矢印の星は二重星です。 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/906-fig2.jpg
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