アルニタク(真珠の紐) (No. 911)
date 2026 02 14 --------------------------- 日が沈んで夜がやってくると南の空高くにオリオン座がまず目に飛び込んできます。 赤みを帯びたベテルギウスと青白いリゲルという二つの一等星に挟まれて、 綺麗に並んだ三つ星が印象的な星座です(図1)。 この三つ星の真ん中の星の名前をアルニラムといいます。 アラビア語で最初のアルは英語のTheに相当する「その」のような意味の定冠詞です。 アルで始まる 日本語になったアラビア語ではアルコールが良い例です。 星の名前ではアルタイルとかアルデバランなどがあります。 ニラムは、別にこの星が睨んでいるように見えるということではなく、 アラビア語で真珠の紐を意味します。 本来は三つ星全体を示す言葉で全体を真珠の紐と見ていました。 現在は三つ星の中央の星(図1のa)の名前としてアルニラムが採用されています。 三つ星の白く光った様子は真珠のようです。 真珠一つより3連になっている方が素敵ですね。 双眼鏡で見ると、 三つ星とその下に縦に続く小三つ星あたりはたくさんの星があって 真珠のネックレスが空に置いてあるようです。 三つ星それぞれに名前があって、左側がアルニタク、 中央がアルニラム、右側がミンタカです。 ついでに、三つ星の右下の図1の矢印の星も名前を持っていて、 サイフと呼びます。 オリオンが腰に小銭入れをぶら下げているわけではなく、 正式にはサイフ・アル・ジャバル(巨人の剣)という名前でサイフとは剣のことです。 ある二択、ある睨(にら)む、見たか?、財布ということでオリオンの星の名前を覚えてはどうでしょう。
図1 オリオン座の星々 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/911-fig1.jpg
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